琴乃の鍛冶押し

装甲悪鬼村正 琴乃の劒冑 第十話

◆三世村正
陰義使用時の目のスライドギミックは存在を知っていましたが、文様の浮かび上がりまで再現してくるとは…。初回封入特典のデカールフラグか！

「いつか分かるわ」は、そういう意味じゃないんだろうけど、不吉なフラグに読めて困る。

◆銀星号
重力保持器の開閉スゲェエエ！飾るのは大変そうですが、ゲームをプレイした人ならとにかくこの再現は嬉しいはず！

重力操作で三世の動きを封じている所に天座失墜って…本編より凶悪なコンボが生まれてませんか光さん。

また、ゲーム中では銀星号に使ったことの無い電磁撃刀を三世村正が放つも、かすりすらせず。山の一面を削り取る程の範囲攻撃なのですが、電磁抜刀と違って特に回避は困難では無い様子。というか、今回は収束して撃ってたのかな？

戦闘そのものは短いのですが（これはしょうがない）、ゲームの焼き直しにならない新鮮な内容でした。

◆琴乃ちゃん
どうも村で起きた事件のあらかたは目撃していたようです。

湊斗さんを恨む気は無いという出来た娘さんな琴乃ですが、いっそ恨んでくれた方が村正の呪いが回避しやすくて都合は良いという…。安易なギャルゲー展開を許さない村正の呪いは本当に鬼畜である。

琴乃の母親については色々気になるので、湊斗さん視点での琴乃の母親に関わる話を読む機会が欲しい所。本命はムック、次点で邪念目録といった所か。

というか、幼女から未亡人（多分）までどんだけ好かれてるんだよ湊斗さんは！

ああ、なんだか親娘二代に渡って湊斗さんに惚れて不幸にあう琴乃が見える…。

◆ジョーンさん
雪車町でさえ文献で調べ上げた村正の呪いをサラりと答えるこのお方。
ジョーンさんの言う「我々」とは新大陸独立派のことなのか？

ウィリアム・テルは、大勢の命の為に領主を殺し、神聖ローマ帝国からスイスが独立するきっかけとなった英雄な訳で、その名を冠する弓聖を新大陸独立派の人間が駆るというのはなんとも因縁めいた話ですが、そもそも新大陸出身でも無いジョーンが果たして本当に独立派なのだろうか。

世界にバランスを求めるのは、自身の正義に純粋なだけだからなのか、それとも他の要因が絡むのか。

なんだか思ったよりずっと深くオヴァムに関わっているようで…。いずれ死にそうで怖いなぁ。

◆オヴァム
依然としてその正体がハッキリとしないオヴァムですが、緑龍会が独立派に潜り込む為にもたらした技術なのではないかと未だに疑っています。

◆信子さん
またどんでん返し！この人やっぱり信じられねぇ！
窓開けっ放しかも、とかサラリと嘘付く辺り恐ろしや恐ろしや…。

キョノン中佐が上司っぽい事を考えると、独立派にいることもそこまで不思議では無いのですが、大和人である彼女が属する理由は、やはり大英連邦の打倒なのか。でも大和人的には六波羅も大概なはず。彼女の真意やいかに。

…なんとなく洗脳を受けてそうな気がしないでもない。



話自体はどんどん盛り上がっているのだけれど、琴乃自身に武力が無いせいで、この先どうやって道を切り開くのか全く予想が出来ません。下手に湊斗さんが出張ると、琴乃が死にかねないし…。つくづく凄い主人公だ。

だからこそ次回も一層楽しみと言えるのですが！


※追記
香奈枝さんは確か独立派の調査も任務に入っていた気がするので、大和に来ているジョーンといつか激突して欲しいですね。



◆世界探訪
自前で劒冑を生産する事の出来ないのが大きな痛手となっている新大陸独立派ですが、だからこそゲーム本編では大和に目を付け、琴乃の劒冑ではオヴァムの利用を画策しているようです。

茶々丸が00式に施した細工って、案外オヴァムな気がしてきた。 

◆邪念目録
なまにくさんの絵は毎回クォリティが高い。
今回は本編とは一味違う、村正の妖甲っぽさを前面に出したような絵に。
二世と三世がこんなにダークに描かれるのも珍しいですね。