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邪念編感想① 「RE:BLADE ARTS」 [装甲悪鬼村正 邪念編(感想)]

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まずは鋼屋ジンさんの「RE:BLADE ARTS」から。
現在も低スペックノートにてノロノロと再プレイ中の為、ちょこちょこ訂正したり追加したりするかもしれません。


おもいっきりネタバレなので、未購入の方で、これから購入予定の方は特にご注意を。

※一部追記あり。





















◆出だし

ここでの一条さんは、敵である湊斗さんに敬意を抱いており、朋友とさえ思っているのだとか。だからこそ自分の手で止めたいのだそうです。
その理由として自分の中で考えられたのは、

①湊斗さんが無我となって「英雄」として魔王を倒したことにより、村正の呪いにて、彼は今度は世界を滅ぼそうとしている…という事情を知っている、もしくは確信している為。

②一条さん自身が英雄編のように善悪相殺の真実を理解し、また、湊斗さんの在り方は自分の鏡であり、彼が正逆の道を貫徹するのなら、自分もまた彼とは反対の道を突き進むことが、同じ理想を求めた同士への報いであると決意したから。

ゲーム中の描写を見るなら、②かなぁという気がするのですが、①は全く無い…という気もしなかったり。うん、またプレイし直して考えよう。

※追記
なんだか小難しく考えすぎてたのかな。我を殺して世界の為に妹を殺した「英雄」に敬意を表するのは、一条さんとしては当たり前か。

◆vs一条、vs香奈枝
いやはや無我となった村正は強い強い。
内容は、それぞれのヒロインルートのラストバトルにおいて、村正が最強装備状態ならどうなっていただろうか?という感じ。勿論例えです。
一条戦では、一合一合撃ち合うにつれ正宗が劣勢になっていき、陰義返しの一手にて覆そうとするも、受け止めた太刀ごとあっさり両断。最終正義顕現やろうとしたら穿でキャンセル→あっさり死亡とかこれは酷いってレベルじゃ…(←褒め言葉

振り返れば彼がいない…つまり景明は悪鬼では無く、英雄だった。だから反対の道ではなく、自分に向かって来た…って解釈でいいのかな。

香奈枝戦は、必中するはずの陰義を重力飛行で避けられ、二度目の射撃では(一発目のままっぽい?)今度こそと思ったら直撃の瞬間に、電磁抜刀で入神の域といえる矢払いが。こんなの勝てるかい(笑)。

「これは…あんまりでなくて?」と、英雄ルートで銀星号相手に言ったセリフがここでも登場。いやはや全くもってその通り…。

RE:BLADE ARTSをやって改めて思うけど、「琴乃の劒冑」で虎徹村正とテルの戦いが見たい!陰義は強力だけど、香奈枝さんほどの動体視力が無いジョーンさんのウィリアム・テルなら、香奈枝さんとバロウズの組み合わせとどっこいな気もするし。
騎航速度が音速に達する村正に、テルが陰義でどう対するのか想像するとワクワクするんだけどなぁ。重力飛行が相手だと、視線で追う(ロックオン)のも困難だろうし。

◆やっぱり強い小弓公方
村正無双の前に立ちはだかったのは、みんな大好き今川雷蝶閣下。
膝丸の兄弟機である髭切は、村正曰く「どこの誰がどんな技術で作ったかも分からない」というロストテクノロジーな劒冑でしたが、銀星号に一蹴。
ならば膝丸はというと、虎徹による打ち込みにも動じずに、逆に村正を吹き飛ばしてしまい、画面の前の自分は目が点に。
攻撃力は互角、素の甲鉄強度は膝丸、機動性は村正に分があるといったところ。

どうも重力飛行と、リニア・グラビティアクセルは併用出来るみたいですね。なんてインチキ。それとも、アクセル使う瞬間は重力飛行オフで熱量節約とか?

◆ダンガンライガー改め野太刀ライガーあるいはムラマサライガー
この作品での勝ち組候補筆頭。
どうも本当に虎徹の精になってるようなのだけれど、頭痛は無いし湊斗さんとずっといられるし、これ結構茶々丸的には悪くないよなー。
条件は武帝側の虎徹も同じだと思うのだけれど、向こうはどうなっているのだろうか。
ちなみに、ライガーさん曰く、源氏の至宝と雷蝶の組み合わせは半端ないそうな。よく虎徹で勝てたな…。

つか、茶々丸は膝丸の陰義を知らないのか。ちょっと意外ですね。

◆かかさまと星片八剣姫
村正と膝丸が陰義で決着をつけようとするも、そこに星片八剣姫が乱入。初回プレイのこの時点では「ああ、一条さんや香奈枝さんは魔王編では時間稼ぎだけで、結局倒せなかったのか~」と思ってたのですが…

なんとその後銀星号、つまり二世村正まで登場。ここで管理人激しく混乱。しかし喋るのは二世だけで光はだんまり。もしかして、三世がやったみたいな中身空っぽ状態?とか思ってたら、そんな甘い展開では無く…。

ここでようやく作中でネタばらしに。
ぶっちゃけて言うとここまでの話は、ゲーム本編での堀越の屋敷で、床に伏せる光を絞殺してしまった場合のエンドのアフターストーリーでした。
無我となって世の大儀に従い光を殺した湊斗さんが、村正の呪いにて、今度は守るべき世界を破壊しようとする話。

二世が「これこそ、なれの、祈りの涯よ!」と叫び、装甲を解いて、首の折れた光のCG挿入。…これまたショッキングな一枚です。光って酷な散り様を晒すのが何気に多いような(涙)。
二世は倒れ、磁気汚染(精神汚染)を広げ始める三世村正。吉野御流"刃鳴"が崩し 言祝(コトホギ)と言うそうで。
それを聞き「かかさまと同じ!」と、八剣姫も同調。わお、世界オワタ。
今度こそ決着をと、三世と膝丸が陰義を撃ち合い、かろうじて三世が勝利した所で前半は終了。

負けたとはいえ、穿を放った村正に深刻なダメージを与える辺り、膝丸って村正系に匹敵するポテンシャルだよなぁ。これの誕生秘話とか凄い話が出来そうだ。

◆光
湊斗さんの全てを許す…という発言は、瑞陽さんの「それでも決断をして……その道を選んだのでしょう?なら、それが答えなのよ。良いも悪いもないわ。きっとね」が思い出されます。両者とも湊斗さんの決断を尊重してくれてるのですね。殺された光までっていうのはなんとも凄い事ですが…まぁ光ですからね。


続いて後半の返歌編

◆武帝とオーリガ
オーリガさんが、三世の事を奥方と呼んでいて吹いた。
湊斗さんの武の考えを理解し、これまでに何度も自分を助けてくれた心強い彼女に対し、武帝はどこか一ヶ尾瑞陽さんに似た部分を感じているそうな。誇り高く、敬意に値する女性とか、もうべた褒めですよ。うん、俺はこの部分を読む為に五千円を払ったんだな。

本編の五編だけだと二人は似てるか?と思ってしまうのですが、銀星号の卵を破壊する為の、湊斗さんの精神世界への探索辺りを見ていると、なんとなく理解出来る気も。いや、ほんとなんとなくです。魔界編での出番にウルトラ期待。

そして、

「オーリガ。今日、お前が死ね」「ご武運を!(ナイス笑顔)」。

いや、本当に素敵な笑顔なんですが、オーリガ好きとしては、この戦闘の後オーリガ死ぬのかと深く絶望orz。いやもう喉元に刃を突きつけられて死を待つタヌキの気分でした…。
依頼主がいるわけでもなく、自らの敵を倒すだけなので、代償に仲間がいるのはしょうがないのですが…。

敵が憎ければ憎いほど、それだけ大事な存在が相殺の対象となるわけで、そういう意味では彼女にとってはあるいは本望なのかな。単純に、武帝の考えに賛同した時から覚悟を決めていただけかもしれませんけどね。

なんだかんだで斬られるのは回避され、命拾いした事にホッとしていた彼女ですが、「死にたくないのは人間として当たり前だけれど、武帝に相殺の対象にされるなら本望です(はあと)」という風に自分は解釈させて頂きました。どんだけオーリガさん好きなんだ。

後、mgypを紹介する辺りのオーリガさんのテンションが、静かに興奮しているかのような絶妙な演技。そして…オーリガさんと、浮き輪の、組み、合わ…せ…。ガフッ。

◆無我村正
後半の返歌編は、武帝のある部隊が任務の遂行中に、謎の武者によって全滅させられる所からスタート。ここでやられる武帝の武者がまた(笑)。
その後、オーリガさんより上記の部隊の全滅を報告される武帝こと湊斗さん。
そこへ、突如謎の武者が来襲。直感的に、これは自分の「敵」であると認識した湊斗さんは、迎撃部隊を出そうとするオーリガさんを止め、自ら出撃。

ちなみに謎の武者の正体はなんと前半の話に登場した無我村正。混乱するオーリガさんをよそに武帝は、相手が金神の力でやってきた別の時代、もしくは別の可能性の世界からきた自分であろうと即看破。自分も同じ体験してますからね。

ここで武帝状態の全身CGが登場。シビレます。

◆武帝村正vs無我村正
反応速度の差で無我村正が優勢になるも、雷蝶との戦いの傷が癒えていない為、そこを武帝村正に突かれるのは、英雄編での村正対銀星号を見ているようでした。「運剣に辰気を重ねろ!」って本編でも使ってたけど、重力波の斬撃みたいな技なのかな。

ちなみに全裸レールガンは、電磁特攻ーカミカゼーというそうな。何それカッコよすぎ。

それにしても、英雄が悪鬼を殺せば代償に世界が滅ぼされる。そうはさせない為に悪鬼は英雄に立ちはだかる…って面白い構図だなぁ。ああ、邪念編のサントラ欲しい…。刃鳴散らすのBGMでした。

◆電磁双刀 散ーツインレールガン チラスー
吉野御流合戦礼法 比翼といえば、野太刀による攻撃が不発となり、懐に入り込まれた時の為の脇差の技でしたが、今回はその崩し。穿から呪というレールガンの連発技。呪がネタ技を遂に卒業だ!

◆決着
虎徹同士の共鳴により、魔王編を最後まで戦い抜いた武帝の記憶が無我状態の湊斗さんに流れ込み、自分にはただ心を消して殺すことしか出来なかった光が、違う選択の世界では最後に救われて散って逝った事を知って絶望した辺りは、見ているこちらも辛かったですねぇ…。本編でのあの辺りの感動も大きかっただけに。

時空移動にて元の滅びた世界に戻ってきた、無我湊斗さんの慟哭や三世村正の「ごめんなさい…」とかもうね。石川さんも須本さんも本当に素晴らしい演技でした。

「生きよ、景明」。この言葉のなんと重くやさしいことか…。

◆和を以って貴しとす
幼女だった光坊も少女へと変わりつつあるようですが、昔の純粋なやさしさは失っていないようでホッ。
これから先彼女はどんな人生を歩むのだろう。

◆悪鬼vs英雄
こっちは正宗さん健在。どんな経緯で湊斗さんの上着を着ることになったのかが気になります。最大の理解者が最悪の敵っていう認識は、もしかしたらこのルートにも当てはまっているのかも。

正宗の軍は英雄編でもおなじみだけど、こちらには岡部の姫様はいないんだよな…。良い尻だったのに(え

大人一条さんを見てて改めて思いましたが、金神の力で未来に飛ばされた時、彼女は村正を見て何を思ったのでしょうね。

「背後に湊斗さんを確認することで、自分が真っ直ぐ進んでいるかが分かる」っていう迷子防止術を、一条さんが割りと頻繁に繰り返している…ということなら、村正を見ただけで立ち去っていった事も納得出来るんですけれども。
でもそうだとしたら、そんな風に自分に影響を与えた相手と、ずっと殺し合わなければならない一条さんって切ないですね。

◆エンディング
鬼-ORGE-、また一つ名曲が増えました。
歌詞は、幼い湊斗さんと統様の過去を追憶する武帝、といった印象。


総括。
なんというか、鋼屋さんの掌の上で楽しく躍らさせて頂きました。ありがとう鋼屋さん!

それと、統様のシーン…本当に本当に有難うございます。ニトロプラス様に感謝感激。

よし、次はオーリガさんや…。


コメント(3) 
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コメント 3

NO NAME

この場合、武帝も英雄もたいして変わらない気が・・・。
by NO NAME (2010-09-02 13:12) 

NO NAME

すいません、間違えました。武帝村正と無我村正です。
by NO NAME (2010-09-02 13:17) 

にしん

武帝の湊斗さんが英雄状態の自分を指して、「無我」と言っていたのでそう表記いたしました。

茶々丸の副官時代の自分を、湊斗さんは無我とは対極だと評していた気がするので、望みの為にやりたいことをやっている今の状態(武帝)は、無我とは違うんじゃないかなぁと。

二世の言葉を借りるなら、英雄村正でもいいかなとは思ったのですが、英雄といったら一条さんしかいない!と思ったもので。
by にしん (2010-09-02 17:34) 

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