第八話 双輪 [装甲悪鬼村正 英雄編(感想)]
第八話の感想です。
◆受け止めると体が崩される!懐に入る暇がねぇ!
鈍重な相手に対して双輪懸で上位を取り続ける一条さんの正宗。
双輪懸では基本的に上を取った方がより強力な攻撃を繰り出す事が出来、戦闘で優位に立てるはずなのですが、
間合いに優れた槍を、やはり優れた技量で操る童心の同田貫の前に、一条さんは突破口を開けずに苦戦します。
≪御堂、槍に何かを通しよったぞ≫
槍に管を通すのはゲームの方だと記述があるのみで、後にググって調べるまでイマイチイメージが起こし難かったのですが、こちらの方ではしっかり描写されています。ここら辺が漫画版の強みというか、原作ファンの方も「なるほどこういう風になってたのか」と新しい発見が楽しめますね。
◆尾張貫流槍術の極意ッ!とくとご覧あれいッ!!
これまでの太刀合わせは小手調べに過ぎず、童心の槍の真髄は"管槍"にありました。
左手の口に管を用いることで滑りをよくし、速さの向上と回転力の追加を可能とする管槍。
更に尾張貫流の管槍はけら首が鞭のようにしなるということで、軌道を見切るのが非常に困難なのだとか。
ちなみに、槍にとって刀の刃に当たる部分を穂と呼ぶのですが、穂の根元のくびれた部分をけら首と呼ぶのだそうです。
管槍はネット上でも動画でその動きを確認出来るのですが、ぶっちゃけあれに刀で挑むのって無謀と言うか自殺行為というか…。
◆右腕全部潰せ
胸を貫通されたり右肩の関節が砕かれたりと、防戦一方というか劣勢一直線な一条さん。状況を打破すべく正宗にとある指示を飛ばすのですが、
いよいよ一条さんが本領発揮しそうでワクワクしてきますな。表情も序盤の頃とは大違い。
才能はあれど、まだまだ技術も経験も強敵達には及ばない一条さんではありますが、困った名甲正宗さんのビックリドッキリメカとの相性は超抜群(主にドMという意味で)。
原作通りに進むにせよ進まないにせよ、次号も一条さんの大奮闘が見られそうです。
◆ひょっとしてお兄さんの知り合い?
一方、城内を移動する湊斗さん&茶々丸。
茶々丸は一条さんが湊斗さんに関わる人間だと感付いた様子ですが、湊斗さんは特に意に返した様子もなく。
そんな二人の前に姿を現したのが、香奈枝さん&さよさん。
人外の動体視力を持つ香奈枝さんに肉弾戦最強クラスのさよさんと、ぶっちゃけ湊斗さん達大ピンチな気もするのですが…
うん、あんまり心配はしてなかったり。
正直この状態の湊斗さんが、精神的に揺さぶられたりフルボッコにされて負ける様子とか絵的に想像出来ません。
むしろ、このタイミングで虎徹やその陰義を披露するのか!?と期待の方が高まるばかりです。
とりあえずは安心してワクワクで胸を膨らませて次号を待つ!……というか、ここで終わりとか生殺しェ…。
◆まさ、む…ね、七機巧が一
一条さんを大層気に入ってるらしい雪車町さんは、遠くからその戦闘を見守っているのですが、何気に解説役もこなしています(笑)。まさか雪車町にこんな役回りが与えられるとは。
飛蛾鉄砲孤炎錫。いわゆる"てつはう"という武器なわけですが、右腕全部を潰して果たして童心には通じるのか否か。原作通りに進むかもしれませんし、あるいは別の展開もあるかも?
一条さんパートにしろ湊斗さん側にしろ、めちゃめちゃ良い所で話しが終わっています!
扉絵の「いよいよあてらの出番だーね」を見た時はもっと描かれてるかと思ったのに残念ですが、さすがに次回は両パートガッツリ進むと信じて、また一月モンモンとしながらコンプエースの発売を待ちたいと思います!
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