装甲悪鬼村正 魔界編 第四巻 その1 [装甲悪鬼村正 魔界編(感想)]
装甲悪鬼村正 魔界編 第四巻のご紹介。
今回は用語集や劒冑のデータについてです。
加筆修正等については後日その2にて。
幸せそうに団子を食べる十兵衛さん達に癒されますなw そして幼い光が可愛い!
◆用語集
・親統坊
三世村正を破壊した直後に時空震に巻き込まれたと書かれておりますが、時空震に巻き込まれた事自体は偶然なのか、それとも金神の意志によるものなのか。
現在までの経緯は大分詳細に書かれていますが、武と善悪相殺への憎悪で村正を破壊した事で、村正の呪いが発動したかどうかは特に書かれておりません。
・湊斗光
流石に「あそこ」まではネタバレされておりませんでしたw
・江戸柳生
まさかここで連也斎さんの名が出てくるとは。
・合撃
「浮沈の位」や「風帆の位」ってなんぞや!?と、いきなりの新ワード登場に驚いたので早速検索。
すると、「風帆の位」とは、風をはらんだ帆かけ舟が水の上を滑るように、身体の軸を垂直に立て、踵を地に着け、足を上げないでするすると歩む運歩の仕方であり、「浮沈の位」とは、身体の軸を前後左右にぶらさずに、足腰を垂直に沈ませる(膝をえます)ことで、足腰の力を太刀に乗せること…だそうで、どちらも実在する柳生新陰流の身体操作法だそうです。ここまで細かく取材された上で魔界編のシナリオというのは製作されているのですなぁ…。ただただ感心する事しか出来ません。
・真影兵法(真影目録)
上泉伊勢守が柳生石舟斎に伝えた四巻からなる兵法目録というのが「影目録」と言うそうで(実在するそうです)、それを基にした江戸柳生独自の兵法を「真影目録」と呼ぶのが村正での設定…という解釈でいいのかな。もしかしたら自分の調べが足りなかっただけで、こちらも実在するのかも?
・月影
実は結構発動条件が厳しかった月影。
陰義が成功するには、光源は月で、かつ甲鉄に出来た月光による「敵騎の影」を利用しなければならないとか。
つまり武者Aの繰り出す攻撃を無効化させたかったら、月光を通して出来たAの影を三池が浴びねばならないと。
なんという高難易度…。今までで一番の玄人向け陰義かも。
四巻の単行本P131で村正の野太刀を無効化したのは(しきれていませんが)、野太刀の刃が三池の甲鉄に接触する瞬間に落ちた僅かな影を利用したという事かな?位置的に村正本体の影を受けてるようには見えないし。
また、以前GHQの施設で敵の銃弾を無効化したのも、敵の影というより敵の放った銃弾の影を利用した…という事なのでしょうか。
こうして設定が明らかにされてから読み直しますと、ちゃんと発動条件(光源:月光、無効化対象:銃弾、影の主:銃弾)が揃った上で陰義が使われている事が分かり易く描写されていたのですなぁ…。
◆劒冑データ
・筑後国三池典太
銃爺先生のコメントによれば、三池は特殊な陰義を備えている為か、試作騎的な位置付けのイメージだそうです。
その為、なんとマントを脱いだ三池は甲鉄部位が大分少ないデザインになっています。騎航に頼らない翔の一撃で致命傷になったのも納得かもしれませんね。姿勢(じく)の固定や陰義もそうですが、使いこなすにはかなりの技量を仕手に要求する劒冑ですなぁ。…これを鈴川先生が着てたりしたら本編以上に涙目になっていたかもw
ただよく分からないのが、必殺技の欄にある「亡影」という技。
特にそういった技名を劇中で口走ったわけではないのですが、該当しそうなのとなると、終盤で披露した心眼による立ち回りでしょうか?
https://twitter.com/midori_gotomi/status/328815845780365312
ゴトミ「今月の『装甲悪鬼村正 魔界編』の見どころは、景明マジイケメン。」
凄い楽しみな一言来ました。
4巻ですが、思うに3巻の政宗公の「コイツ(十兵衛9こう見えて俺たち(自分と真田)より年下なんだぜ?」の一言、あれは親昴坊景明の現状を鑑みるに三池典太の陰技の「常時発動」の性質上、熱量のみならず生命力=寿命にまで手が伸びた結果としての肉体的加齢が十兵衛にはあったのではないか、と思われますね。
それで鈴川先生が装甲した日には、身動きできないどころか即日自分が「うつくしいもの(笑)」として櫃の脇に並ぶんじゃないかと思います、股関節とかイイ感じに外れたスタイルで。
終盤の解説も本家連載に劣らず楽しみにさせていただきます。
by kojirou (2013-04-29 19:35)
>kojirouさん
>凄い楽しみな一言来ました。
どんなやりとりを経て戦闘に移るのか楽しみですなぁ!
>熱量のみならず生命力=寿命にまで手が伸びた結果としての肉体的加齢が十兵衛にはあったのではないか
あり得そうなお話ですね。
そしてその上で、肉体を衰弱させないギリギリのレベルで酷使し続けているとしたら、やはり剣士としてのみならず、武者としても並外れた力量の持ち主と言えますね。
>終盤の解説も本家連載に劣らず楽しみにさせていただきます。
有難うございます!
いよいよ物語もクライマックスなのかと思うと、楽しみな反面寂しさも覚えますが、何はともあれ記事のも方も無事完走出来る様頑張ります!
by にしん (2013-04-30 00:12)