装甲悪鬼村正-魔界編-設定画集「BLADE WORKS」 [装甲悪鬼村正 魔界編(感想)]
本日は、銃爺先生の同人誌にして装甲悪鬼村正 魔界編の設定画集「BLADE WORKS」をご紹介。
夏のコミケでは予定が合わず、委託されるのを信じて待とうとしていたのですが、ツイッターで交流させて頂いていた村正ファンの方の善意により、私の分まで現地で確保して頂き入手することが出来たこの一冊。
後に保存用として委託版も購入しはしたのですが、このコミケ頒布版を入手出来たことの何が一番幸運かと言いますと、
銃爺先生からこのようなコメントとサインを頂けたことです。
なんとかかんとかブログをやり続けてきて本当に良かった…。
ここまで色んなことがあったよなぁ…(遠い目←魔界編五巻はどうした
…さて、前置きが長くなっても仕方が無いので、早速内容のご紹介に。
◆構成
本の内容は、キャラクター紹介の悪鬼の章、劒冑紹介の装甲の章、そして巻末おまけ漫画の3つに分けられます。
◆悪鬼の章
各ページにはキャラクターの設定画と簡単な紹介が。
・土方歳三
新撰組鬼の副長こと土方さん。
適度に渋く、適度にイケメンなバランスが好きで、魔界編男キャラの中ではかなりお気に入りですね。
・平教経
シナリオを書かれた後藤みどりさんからは「一条と並び立てる美少年」という指定があった驚きの裏事情を持つ教経さん。私的にはケツあごマッチョなあのビジュアルがどハマりしていたので、美少年だった時の姿は今となってはまるで想像出来ませんね。
・運慶&快慶
こちらは運慶ちゃん快慶ちゃん。笑顔が可愛過ぎる。こんな素敵なロリっ子、雷蝶さんの下に置くのはあまりに惜しすぎるよ…。武帝辺りでぜひ囲って欲しい所ですが、今後どこかでまた見れる機会があるかどうか。
・柳生十兵衛
>歳の割りに老けて見える苦労人ということで
>持病の"皺"を描きたい病が悪化したせいか、劇中ではみるみるうちにおじいちゃんに
常時発動の陰義の負担のせいで老けてるのかと思ったら別にそんなことはなかったぜ!
・宮元武蔵
後藤さんからは、若返った状態では30歳前後という指定があったらしい武蔵さん。
こちらは貴重な素顔デザイン案。
髭を取ると中身は大分若そうです
おじいちゃんver.の方は比べると流石に弱々しそうに見えますが、この状態で装甲して十兵衛さんと五分以上にやり合えますからなぁ…。
◆装甲の章
・大倶梨伽羅広光
速さに重点をおいた陰義は色々あれど、その中でも一際際立つ「気圧操作」を陰義に備えた広光。
二世と同じく合当理を持たず、とってつもなくピーキーなそのスペックは、お祭り感溢れる魔界編の後半戦に相応しい劒冑だと思います。
広光、国友、武州五輪が個人的には魔界編の劒冑でお気に入りですね。
・甲鉄毘留善
>自己犠牲による他者の兵装強化を主眼としている。
ここだけ読むと、いやもっとやりようあっただろ!とツッコみたくなるのですが、
>実際の劒冑がどうなのかは分かりませんが、戦場で罪人を盾代わりにするための劒冑であり、仕手はその都度使い捨てというイメージ
Oh…。
ただ処刑するだけよりよっぽど酷いぜ…。
ちなみに設定によると、極端に装甲が少なく、足部分は滑らかテカテカ素材。膝は曲げられず、足元はおぼつかないので、常に吊るされている状態…だそうです。茶々丸の有象無象発言も頷ける鬼畜仕様ですな。
・初代江州国友藤兵衛能當
初代江州国友藤兵衛藤兵衛能當。藤兵衛×2の誤植はツッコむのは無粋かと思ったのですが、ふと見つけてしまったのでつい。
それはともかく、魔界編では、他者のカッコいい場面に花を添える格好のやられ役となっていた国友ですが、仕手の気合の良さ、火力馬鹿な性能、面白い外見も合わさって結構お気に入りだったり。
・筑後国三池典太
>後藤さんからの指定でつま先が上がっています。親指の付け根、小指の付け根、踵の三点で立ち、踵で太刀を押し出すのが柳生新陰流。
うおおおお。後藤さんの指定の細かさにも驚きですが、劒冑自体が新陰流の仕手を想定した造りというのも興味深い設定です。
・武州五輪
これについては五巻の設定の方でも色々気になる部分があったので、ウルトラ遅刻中の五巻感想記事でまた改めて触れようかなと。
それにしてもこの天魔反モード、元々の陰義の持ち主はどんな劒冑だったのでしょうね。両腕のサイズ、陰義の途方も無さからして、これまたとんでもない化け物劒冑になってそうな悪寒。
・その他
最初期の劒冑デザイン案や、ツイッターで公開したダイオウグソクムシの劒冑等も収録。
◆巻末おまけ漫画
未読の方の楽しみをブチ壊してしまいそうで怖いのですが、ちょこっとだけ内容に触れますと、魔界編でお亡くなりになられた方々(湊斗さんが倒した武者、相殺の犠牲者、その他諸々)が、あの世で存外元気にやってるよというお話。
というか、あの世でまた魔界編が始まりそうな終わりで吹いたw この続きのドリームマッチがどうなるかかなり気になりますw
もっと色々触れたい部分、ご紹介したい部分は多々あるのですが、残りはぜひ実際に入手してご自分の目でお確かめを!
更新お疲れ様であります。
愚拙めもコミケに行けなかったので委託で気がつけば三冊購入。三日に一度は開いてニヨニヨしております。
悪鬼の章、装甲の章ともに見応えるのある作画と解説で、村正ファンとして魔界編ファンとして、まさに買って損なしの御本でありますな。
個人的に、敢えて痒いところを挙げるとすれば、各劔冑の甲鉄の色指定(贅沢を言えばカラーイラスト)が無いので、魔界編の連載・コミックスを通して気になっていたオリジナルの劔冑がどんな色をしているのかがついぞ判らなかったことでしょうか。
そのうちニトロ様関係が立体化ないし3DCG化して下することを夢見て過ごしております。
・武州五輪
五巻の感想記事、楽しみにお待ちしております!ヽ(=´▽`=)ノ
by 紅蔵 (2014-11-04 19:46)
>紅蔵さん
>気がつけば三冊購入
なんという村正愛!
座談会でもチラッと話されていましたが、設定画は描き下ろし多数ということで見応えがありましたよねぇ。銃爺先生の劒冑デザインの違和感の無さといったら凄いです。
>各劔冑の甲鉄の色指定
ああ、確かにカラーで見たいですね!ドラマCD化の暁にはブックレット辺りでぜひ…。
>そのうちニトロ様関係が立体化ないし3DCG化して下することを夢見て過ごしております。
GSA!GSA!
by にしん (2014-11-04 22:01)