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第十五編 [装甲悪鬼村正 魔界編(感想)]

先月の装甲悪鬼村正 魔界編

第十五編の感想です。

ちなみに、第一編と前回の分の話はこちらでも読めます。

 

◆戦場とはいえ見境ないこと

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「Nunc dimittis」

大混戦の火蓋が遂に切って落とされた中、いきなり外記さんは敵味方の被害なぞお構いなしに大砲を発射。射線上にいる天草を庇うようにガラシャさんが砲弾の前に身を投げ出し、何やら攻撃を行おうとしているようなのですが…

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自らを傷つけることで吹き出した血を操り、砲弾を迎撃しているのでしょうか。

アイアンメイデンみたいな外見だなぁとは思っていましたが、また何とも鍛冶師の正気を疑うような仕様ですな…。

で、一発は迎撃されず、天草の元へと迫り、

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「壊虜忌怨嗟斎(えろいむえっさいむ)」
「我は求め訴えたり」

天草自らも迎撃。
ちょっと見え難いかもしれませんが、天草の劒冑の槍には槍旗が付いており、これ自体を武器に扱っているようにも見えます。

「天草とやらの言い分を真に受ければ、GHQは落ち武者を使い六波羅の倒幕を目論んでいる事になる」
「しかも親統坊殿めがけて名のある真打に歴史級の武者が良くも悪くも集うのだ。これほど手軽な人材供給方法はない」


GHQは落ち武者達を六波羅を引っ掻き回す為の駒として利用している、ってのもありそうな話なのですが、果たしてそれだけかは疑問ですね。時間跳躍という現象の解明、及び、親統坊をつつくことであわよくばコントロールする術も手に入れようとする位じゃないと、村正のGHQじゃないですよね(え

◆双輪懸にはいる

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村正vs村正伝。
互いに長大な得物を誇る二騎の激突ですが、一合目は村正伝がやや優勢といった感じ。

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突きをなんとか払ったつもりが、十文字槍の刃の枝で左目付近を損傷してしまいます。

リーチを活かした斬撃から刺突へのコンビネーションが、双輪懸で二騎が交差する瞬間に行われていると想像するとゾッとしますな。

ちなみにこれ以降村正に一時的な視覚障害が発生するのですが、これは何かの伏線なのだろうか?

◆一三五度下方から別敵騎攻撃!

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村正伝との二合目を終えた直後に天草が村正を狙いますが、そこを伊達さんが村正に助太刀する図。
かと思うと、

「良いぞ、そのまま放すな!」

と、またもや大砲ぶっぱの外記さん。ちっとも良くないw味方も道連れだww

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「卑怯事をッ!」

で、それを迎撃するのが村正伝という。もう敵も味方もしっちゃかめっちゃかです。
どうも陰義を使ったようなのですが、どんな性能なのかはよく分かりません。炎を飛ばしているようなのですがさて?

で、村正伝の陰義で迎撃したのはいいのですが、爆発が強過ぎて膠着していた村正達三騎にまで爆炎が届こうとしていたのですが、

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「赦せ、お珠」
「はい」


なんと自身が両断されることで得た血液を、文字通り命と引き換えの陰義に用いて爆炎を相殺してしまいます。…ガラシャさんには(なんとかそれなりに)長生きして欲しいなぁと願っていたのですが、即退場と相成ってしまいました(涙

とはいえ、こういう輩を"神様"というのは見逃さないもので、

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「女を盾に助かってんじぇねーよ」

伊達さんが見事成敗してくれました。伊達さんステキ!
それにしても天草四郎さん、"有象無象三騎衆"の中で一番影薄いんじゃ…。横槍ばっかの外記さんの方がまだ目立ってるってばよ!

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「国友!秘伝の用心を解け!!」
≪無双内連城機巧起之(むそうのうちれんじょうからくりおこす)!≫


別段大した戦果を挙げたわけでもないのですが、外記さんひたすらハイテンションを通すものだから、妙に印象深いというかカッコいいw

国友というのは、鉄砲の生産地として有名な現滋賀県長浜市国友町の、国友鉄砲が元ネタと思われます。

「あの陰義っ!!御前試合でも出し惜しみしやがった大物をここで出すってかッ!」

大物とやらはカラクリではなく陰義扱いなのか。早く設定読みたいなぁ。

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国友の必殺の陰義に対して果敢にも(無謀とも言う)突撃する伊達さん。
おじさん達の熱さといい濃さといい、原作が18禁ゲームとはまるで思えない1ページですwだがそれがいい!!

◆未だこの世に落ちておらぬとは…

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一方、戦闘に参加しなかった十兵衛さんはと言うと、どうもGHQの施設に潜入しているご様子。
召喚直前に自分と戦っていた相手がこちらに来ているかどうかの情報を集めているようです。
ほどなくしてGHQのレッドクルス達に発見されてしまいますが、まるで魔王編の常闇斎先生の活躍を彷彿とさせるかのように複数の敵騎を瞬殺。静かにその場を後にします。

◆茶々丸の評は正しかった

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今回お気に入りの一コマ(と言っても、迫力のあるコマが多くて甲乙付け難いのですが)。
凄まじい爆発の中、生き残ったのは伊達さんの大倶梨伽羅でした。いや、外記さん思ってたより頑張ったよ!少なくとも影は薄くなかった!!

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≪御堂、目の具合は?≫
「問題ない。闇夜に敵の陰義がよく映える」


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村正を名乗るだけのことはあり、村正伝の陰義も応用性が高く、中々に強力そうです。

場を荒らしていた三騎が去り、次回はようやく村正伝との一騎打ちが本格化…と言った所でしょうか。伊達さんも居ても立ってもいられなくなって飛び入り参加とかしたらどうしたものかw
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