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村正雑記79 [装甲悪鬼村正]



凍京ネクロスーサイドミッション装甲悪鬼村正コラボ第三弾「天象編」プレイ日記!!

以下、今回もネタバレ満載なのでご注意を。

※追記あり

◆バトルグラフィック

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今回実装されたのは星5の光と星4の二世村正です。
二世村正はスキルで天座失墜を使いますが、光もなんと生身で天座失墜コンパクトを披露してくれます。

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グラフィックやモーションは相変わらず素晴らしく、出来る事ならば、敵ユニットの銀星号みたいに武者のままでユニット化して欲しかった感もありますが、「こちらの」光が二世村正を装甲するのはシナリオ的によろしくないかな…。詳細は後述となりますが、そういう世界が本筋とは別にあるというだけでも、原作ファン的には一つの救いです。

◆石灯籠切

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ツイッターでも触れたのですが、こちらの武器、前回のコラボの際に茶々丸が引っ提げてきた星5刀になります。
実装時は、原作ネタとどこら辺を絡ませているのかよく理解出来ていなかったのですが、改めて武器の名で検索をかけると、石灯籠切とは虎徹の作だったことが分かりました。

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それだけでも茶々丸に由縁ある武器だと分かるのですが、更に複雑なのが、この武器のイラスト、拡大してみますと、柄の部分に蜘蛛の彫り物があるんですね。
コラボイベントをここまでプレイしても、結局この武器に関する謎は分からなかったのですが、虎徹という名前に蜘蛛の要素、得物の長大さ等を踏まえると、どうしても野太刀虎徹が頭に浮かんでしまうのですが、さて関係はあるのでしょうか。
この石灯籠切、野太刀虎徹と意匠が似てる部分があるような無いような、なんとも言えない塩梅です。原作ゲームの野太刀虎徹の設定画は悪鬼の巻か装甲の巻に収録されていたはずなので、今度実家にでも帰ったら確認してみます。
ちなみに管理人は、この件を踏まえて石灯籠切をネクロ版野太刀虎徹と勝手に決めつけ、めでたくクオ30まで強化したとかしないとか。刀属性の光や景明に持たせるとメチャ強ですよ!

※追記
早速、装甲の巻を読み返して確認してみました。すると、

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ありました、野太刀の設定画。
柄の部分をよく見ると、

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うん、これは決まりじゃないですかね。
で、ここまで来て「あれ、そういえば原作ゲーム中でも野太刀の詳細なCGがあったような?」と思い出して、ゲームを起動してみたのですが、
ありました。野太刀の断片、柄のCGが。

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……これは石灯籠切=野太刀でファイナルアンサーですねぇ。
で、改めて石灯籠切の説明を野太刀虎徹と思って読むと、初見とは別の印象が感じられます。

>足利茶々丸が名前の由来を気に入り、好んで使っている刀。
>元は試し切りで石の灯篭ごと斬ったと言われる名刀を模造して造られたが、結果的にはそれを超える切れ味となった。ちなみに贋作の多い刀ということもあり、模造した元すらも本物かどうか怪しい。

「名前の由来を気に入り」とは、石灯籠切のことではなく、景明が茶々丸を偲んで野太刀を虎徹と呼んでいることだと解釈すると、それはそれで胸が熱くなります。
とはいえ、そのまんま虎徹と呼んで使うのは恥ずかしいから、虎徹の一振りでもある石灯籠切と呼んで分かりにくくしている、とかだと茶々丸可愛い!と解釈出来て良き!ですね。
ちなみに三世村正の野太刀が、元々虎徹の一派が作った石灯籠切(の贋作かもしれない)を参考にしているってのは初出の情報ですね。それが巡り巡って作中でも景明によって虎徹と命名されるとは。なんと因果なことか。

というわけで、凍京ネクロでは既に野太刀は実装済みでした。既に一本は30凸済みなのですが、こうなったら残り8本も30凸目指しちゃうか!?こんなことなら後1本引いておけばよかった!そうすればサブ武器も全部統一出来たのですが…チキショウ!

しかしこう、何が情けないって、石灯籠切が実装された当時の自分ですよ。何故気付かなかった!

◆護藤正

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今回光が引っ提げてきた武器がこちら。
設定としては、景明が光のために用意したオリジナル武器で、凍京の技術を結集した中々に高性能な刀のようで。
名称の由来がさっぱり検討がつかなかったのですが、「藤正」で調べてみると、村正一派の作った短刀に行き着きました。
本シナリオ中でも当初は短刀を景明は光に送っていましたが、それを拵え直した物なのかもしれませんね。
ちなみにこの武器、読み方を変えると頭2文字が「ゴトウ」なのは何かの偶然なのでしょうか…?

◆銀流星

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こちらは今回の星4配布武器、銀流星です。
設定を読むと、三世が作った篭手を真似て生まれた物らしいのですが、未完成品とのこと。
理由は、陰義が付与出来ないため。
当初は、二世村正の拳武器が光用に星5で実装されるだろうと予想していた管理人ですが、設定を読んで星4なのも納得。
二世村正の攻撃力は重力操作あってのもの。拳自体が辰気を纏うことで強度と破壊力を得ていたわけですから、篭手だけ用意してもさして強い道理はないですよね。

◆イラストの意味
イベント開始直前に配信されていた、なまにくさんのお絵かき生配信を視聴していたのですが、その時に出来上がったイラストがこちら
今見返すと「彼女」に関しては意味深というか。イベントプレイ後に見るとなるほどと思えてくる1枚ですねぇ……。

以下はシナリオの感想です。

◆なんで、銀星号が、ここにいるのよ……?

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前回コラボシナリオのラストで遂に登場した銀星号。
今回はその直後から物語がスタートします。
まぁなんというか、原作CGモリモリで来られるとファンとしては嬉しいですが、村正未プレイの方々からすると完全にポカーンでしょうな。それはさておき。
景明達の前に現れた銀星号こと湊斗光と二世村正ですが、なんとネクロマンシーの技術でリビングデッドを使役していました。
この辺り、まだ私の理解が追い付いていないのですが、これは精神汚染の力が制限されているが故の代替手段なのでしょうか?しかしそもそも精神汚染は、人類全てを武力で競わせて頂点を決めるための手段。
あえて死者を起こして使役することが果たしてそれに繋がるのでしょうか?

◆ミルグラムの資料まで持っていきやがった。

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景明達の元から飛び去った光は、リビングデッドを率いて軍警察を襲撃。その際に、尋問中だったネクロマンサーやミルグラムの資料を持ち出したとか。
この辺りの伏線はこの後のシナリオでもハッキリとは回収されていないのですが、素直に捉えるならネクロマンシーの技術が欲しかったということかな?もしかすると今後のコラボの伏線だったりってのは考えすぎかな。

◆まるで幽霊にでも出会ったようではないかっ!

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突如景明達の前に現れた、黒い衣装の湊斗光。
衣装そのものは邪念編が初出でしょうか。懐かしいですね。
初見ではマジでポカーンでしたw
まさか銀星号としての光が眠っている間は表の光が活動しているのか!?とか色々混乱しました。

◆お前は……とても敵意なしに殺す事はできそうもない
黒い衣装の光の謎を探る内に、どうやらこの光は銀星号とは別の存在なのでは?という疑惑が生まれます。
つまりネクロ世界には二人の光が存在すると。
しかし完全な同一人物かと言われると、どうもそうではないようで。
銀星号である白い光とは別に存在する黒い光は、どうも鉱毒病に侵される前の記憶しかないようで。
夢想状態になる前の、夢の光に対するいわば表の光ですね。

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物語が進む中で、遂に二人の光は邂逅します。
表の光は当然困惑しますが、夢の光は敵意剥き出し。
夢の光からすると、表の光は夢を諦め景明の妹に甘んじていた弱い存在。
そんな弱い自分が景明に守られ、己の目の前にいるとなれば、夢の光には我慢ならないでしょう。
事態は一触即発となりますが、夢の光の目的は景明ではなく茶々丸だったようで。茶々丸を連れると飛び去ってしまいました。

◆……御堂が望んでいたものは、ここにあるんじゃないの?

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病に侵される前の光と生きていける。確かにそれは景明の夢だったのだと思います。
しかし銀星号もまた、間違いなく光。放っておけるはずもなく。
景明と村正は一巴達には内緒で事務所を抜け出し、銀星号と決着をつけに行きます。

◆どうして、統様が……?

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景明と対峙した夢の光は、なんとプリンタで出力したと思われる統様の死骸をリビングデッド化させていました。
この展開は流石に予想出来ず管理人絶句。なるほど、確かにこれはネクロとのコラボだからこそ出来た展開です。
持ち出したというミルグラムの資料等もここに繋がっていたのでしょうか。

◆これは、屈した決断ではなかったのか?

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景明は銀星号を止めるため、村正を装甲して最後の戦いに臨みます。
陰義動同士の激突に景明は相討ちを覚悟しますが、刹那景明の脳裏には迷いが。
凍京に現れた2人の光。片方を守り、片方を殺す。本来ならばあり得ない状況の中で、景明はこれでよかったのかと一瞬迷いが生じます。

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結末は、景明の一刀を茶々丸がその身で受け止め、銀星号の一撃はリビングデッドとなった統様が止めました。
この結果には流石の銀星号も動揺します。
心が乱れた銀星号は、全てを終わりにするため、飢餓虚空を発動。……って普通に最強の陰義まで使えるんかいw 流石銀星号w

◆ここからは光だけで十分だ。己の道は己で探す。おれは一足先に、この世界から去るだけだ。

飢餓虚空が発動した現場に表の光も現れますが、夢の光はまるで意にも返さず。呪いが発動しないのならば諸共にというつもりのようです。
しかしそんな夢の光に対し、表の光は叫びます。

お前はしっかりとこの世界を見たのかっ!!

己の足で凍京を走り回った表の光は、既にこの世界に根を下ろした新たな存在となりつつあるのでしょうか、この世界の価値を認めている様子。
そんな姿に夢の光は、揺るがぬ自分には歩めない、けれど表の光が選んだ道か、と理解は示した様子。
そんな夢の光に対し、景明は、自分や夢の光はこの世界には不要である、共に去ろうと語りかけます。
夢の光はそんな景明に対し、自分を愛していたかと問いかけますが、景明は

……愛していた、妹として。

それが景明の選択でした。夢の光が世界が変わろうとも揺るがなかったように、景明もまた揺るがなかった。
その事実を目の当たりにし、思わず迷いが生じて装甲が解除された夢の光。
しかし飢餓虚空の発動は止まらず。

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ネクロ世界に自分の居場所は無いと悟った夢の光は、その身を以って飢餓虚空を止め、幕を引くのでした。
切ないなぁ。

◆景明、お前に問おう。お前は、光に銀星になってほしいか?

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なぁ、景明よ。もうひとりのおれは、死んだのか。
……そうか。自分が死ぬ、などとは考えたこともなかったな。
おれが道を違えたのだろう。あの所業を見ればわかる。ならば、死ぬのもまた、仕方あるまい。
迷惑をかけたな、景明。
なぁ、景明よ。おれにはよくわからん。光は何かを知ると……ああなるのか?
あの一巴が持っていた布には、そこまでの何かがあるのか。
景明、お前に問おう。お前は、光に銀星になってほしいか?
光が同じような凶行に走れば、また止めてくれるのか?

全てが終わった後、平穏が戻った後の景明と表の光。
ここは村正コラボシナリオでも屈指の名場面でした。未プレイの方はぜひともその目で見て欲しい。
このセリフは凍京世界に残った側の光……二世村正と結縁する前の、鉱毒病に侵される前の、夢想状態となる前の表の光のセリフです。
表だろうと夢想だろうと、光の願いは同じだったはずだと思うんです。ただ本編時間軸での過去の段階で表の光は諦めていたというだけで。
その光がこんなセリフを発している。

ならば、光の選んだ道は間違いはなかった、という事か。
一巴が持っていた布は、投げ捨てた。見てなどいない。
色々と思うところがあってな、アイツからあの布を奪いはしたものの……なんだかそれで十分だった。
ここにはここの流儀があるのだろう。それを破壊してまで得る幸福を求めているのか、己に説いた。正直、結論は出なかった。
どうしてだろうな。ただ、そうだな……。
景明。お前が傍にいてくれれば、おれは十分だと気付いた。ならば、それ以上は求めるべきではないだろう。

原作にはなかった、これが表の光が出した結論。勿論、ライターさんが奈良原氏ではないとはいえ、この結末は胸に来るものがありました。
表の光もまた願いがあった。けれどそれはネクロ世界を壊してまで求めているのか自分に問いかけた。夢想の光はそれでも自分の夢に生きましたが、表の光は、ごく平穏な家庭に育った少女。母統や「義兄」景明に思うところはあれど、殺戮を是とするはずがありません。
そこにいるのは単なる表の光ではなく、ネクロ世界を短いながらも見聞きし、自分で感じて、考えて、そうして誕生した、原作ファンも知らない言わば新しい光でした。
これについて、原作を汚したと憤るファンの方ももしかしたらいるかもしれませんし、その気持ちも分かりますが、管理人としてはこの結末は一つの救いでした。
原作の結末は間違いなく美しい。しかし光が消え去る結末以外の未来がここにある。それを公式がやってくれた。それだけで十分かなと。

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