第十八編 [装甲悪鬼村正 魔界編(感想)]
今月の装甲悪鬼村正 魔界編
第十八編の感想です。
ちなみに、第一編と前回の分の話はこちらでも読めます。
◆太刀も振るえない距離に捕らえてしまえば速度は死ぬ
余力が残っていない為、電磁抜刀を無理やり搾り出して勝負を決したい湊斗さんですが、伊達さんの駆る広光によって抜刀の瞬間を封じられた事で完全に防戦一方な展開に。
そんな中で、村正には状況を打開する手があるようなのですがさて?
◆柴舟っ!!!
「真田の陰義によって過剰に熱した空気を一気に上空に押し上げたか」
伊達さんは柴舟と叫んでいますが、この時点では熱風(別に広光が生み出したわけでもない)を押し上げているだけで、一体どんな技なのかはまだよく分かりません。
ちなみに熱風と言ってはいますが、村正の甲鉄の表層を溶解させるほどの熱だそうで…。
「俺は勝てる戦いしかしねぇ。負けねぇコツは己に有利な状況を作り出すことだ」
単なるバトルマニアかと思いきや、存外したたかな一面も持ち合わせている伊達さん。さすがは伊達家を率いる戦国大名といった所でしょうか。
「しっかし、借りを返したつもりが返し直されるたぁ」
ここで伊達さんの言ってる借りとは何のことなんだろう。
借りとは宿代のことで、返したつもりとは天草達を倒して横槍を防いだ事、返し直されたというのは、村正伝の陰義の副産物を利用させてもらった事とか?
「発動までの時間が難だが、千の刃にも万の力を束ねた一振りの大剣にもなる、万化の得物だ」
熱風を押し上げたのは、急激な気圧の変化からダウンバーストを引き起こす為だったようで、これが柴舟と思われます(多分)。
…よかった、アイスラッガーじゃなくってw
◆そうだ、必殺の、電磁抜刀
キタ─────────!!!!
磁力障壁でなんとかダウンバーストに耐えた村正は、もはや一刻の猶予も無いと判断して電磁抜刀を準備。伊達さんは正に我が意得たりと満面の笑顔で斬りかかりますが…。
◆電磁抜刀を囮とし、敵を懐に招き入れる
吉野御流合戦礼法──────月片!
なんと電磁抜刀はフェイク。
前回同様に電磁抜刀キャンセルを狙おうとした広光の眼前で、不意に前転する村正。
電磁抜刀が来ると踏んで神速の突撃をかました所に、幻惑効果を狙った月片を受け、伊達さんは完全に虚を突かれます。直線番町の伊達さんには効果バツグンですね。
で、なんとか捌くものの、背後に回った村正は月片の二連撃目を浴びせ、広光の態勢を崩すことに成功。
更にこの機を逃す事なく、村正は鋼糸を広光の利き腕に飛ばし、そのまま手繰りよせ、
脇差でグサリ。
湊斗さんのターンはまだ終わりません。
引き寄せたのは脇差で突き刺したかっただけでなく、むしろ本命は別。
鋼糸で引き寄せて太刀の間合いを殺す所まではダウンバースト前に検討していたと思われますが、
発生後は伊達さん自身が誘発したダウンバーストを本人にくらわせる事まで恐らくは狙いに含んでいたと思われます。悪鬼恐るべし。
◆心せよ。これは英雄の物語ではない
伊達さんを退け、善悪相殺の代償として僧侶二名を殺害した所に、遂に柳生十兵衛が登場。
「御用件は、と聞くだけ野暮なもの」
「親統坊を殺そうと思っておる」
用件を聞くなり湊斗さんは問答無用で斬りかかりますが、
あっさりと背後を取られます。村正プレイヤーの管理人に蘇る常闇斎先生の恐怖…。生身じゃ勝ち目ねぇ…。
ゲームで言う所の、まるで共通ルートが終わって各ルートに突入した時のような演出ですな。
実は魔界編はまだ折り返し地点だったんだよ!!とかだったらどうしよう…(嬉しいです
とまぁそれはともかく、
単行本フラグキタ─────────!!!
>>脇差でグサリ
どうでも良い事かもしれませんが、あの距離から刺してよく装甲を貫けたというか脇差折れませんでしたねぇ。広光って錬度3だから脆い訳でもないですし。
by 麦色 (2013-01-15 15:25)
>麦色さん
確かに!
しかも利き腕では無い左手ですからね。
脇腹辺りの甲鉄は比較的薄いのでしょうか?
by にしん (2013-01-19 19:54)
光の得意技の月欠から勝機を得るシーンは胸が熱くなりますね。
本来はああやって意表を突く技でしたね
by ガクポ (2024-02-07 22:01)
>ガクポ
放置しっぱなしのブログにコメントありがとうございます!
これぞ月欠本来の姿ってやつですね!
幻惑技を必殺技にアレンジしてしまうのは流石光ですよね~
by にしん (2024-02-27 23:07)