琴乃の玉鋼 [装甲悪鬼村正 琴乃の劒冑(感想)]
装甲悪鬼村正 琴乃の劒冑 第一話
※最終話まで読んだ上での感想です。雑誌を未読の方は、こちらの公式サイトのあらすじを合わせてご覧になることをオススメします。
◆国紀二五九八年 外暦一九三八年 十一月 安房の国
「琴乃の劒冑」の始まりの地である安房の国。元ネタは…とかの話は最終話の感想に書いたので省略。
ゲーム本編の二年前ですね。
◆母は好きになった男の人を紹介すると言っていた
主人公である瀧澤琴乃の母親は、夫を四年前に戦争で亡くし現在は未亡人。ちなみに琴乃の兄も戦争で亡くなってるそうな。
一体どんなイベントをこなして湊斗さんに惚れたのかが気になりすぎる(笑)。
陰鬱な気を放っているとはいえ、基本的に湊斗さんは良く出来た人物なので、結婚して子供を設けたくらいの女性になると、付き合ってみないと分からない湊斗さんの良さなんかもしっかり見抜けるのかもしれません。
◆砥師
真打のような自己再生機能を備えない数打の修理屋。それが砥師の仕事だそうです。
砥師もその昔は、真打の研ぎを任された事もあるのだとか。
一応現在は、大和では六波羅だけが劒冑を所有していることになっており、砥師にとって六波羅は大事なお客様。
◆襲撃
母から好きな人を紹介されるはずが、帰ってきたのは顔面蒼白な母一人。訳が分からぬまま村を出ることになった琴乃ですが、六波羅の魔の手は瀧澤親子を逃がしはしません。
六波羅の数打劒冑・九〇式が太刀を振りかざし、絶体絶命の二人ですが…。
「ああぁ。もう大丈夫よ。琴乃。≪あの人≫が、護ってくれたから……」
おもいっきりネタバレになりますが、村正の呪いを承知でこんな発言が出来る母ちゃん凄いです。
琴乃の巨乳っぷりからして、母親も中々のナイススタイルだったんじゃないかなぁ。ムックでは、なまにくさんが新たに琴乃の母親のデザインとかしてくれないかしら。
何故六波羅が琴乃の村を襲ってきたのかは、後の話で明らかになります。
◆卵
……卵や卵……
……いついつ孵る……
……卵の中に撓めた力……
最終話まで読んでも、結局卵(オヴァム)の謎はハッキリとは明かされません。この歌も結局何だったのやら。
これからの村正の展開の中で、どこかで明らかになるといいなぁ。
◆国紀二五九九年 外暦一九三九年 四月 東雲サーキット
村での惨劇から半年が経過しているのに、記事では二五九八年とはこれいかに。まぁ普通に誤植なのでしょうが。ムックでは修正されてると思います。
母を村で亡くした琴乃は、母仕込の砥師の腕で装甲競技(アーマーレース)のメカニックに。六波羅と関わらずに、自分の技術で御飯を食べてくにはこの道しかなかったようです。
所属チームのレーサーである前ちゃんこと、前田博士とは良いコンビ。
前ちゃんについては、邪念目録に収録されていた話の方でもまた触れようかと。
◆夢
「でも今はレースに集中しろよ。いい成績を残せば東京万博でオレたちの走りが披露できるんだ」
このセリフは最終話にも関わってくるかも。
レースで良い結果を出せば、チームの砥師にも注目が集まる。そうすれば、いつかは真打を研げる日が来るかもしれない。
独りきりになってしまった琴乃は、自分を助けてくれた真紅の真打への憧れを支えに頑張ってきたようで、その思いには並々ならぬものがあるみたいです。
「もし……真打を打てたら、死んでもいいのになぁ」
癒される…。
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