琴乃の水減し

装甲悪鬼村正 琴乃の劒冑 第二話

※最終話まで読んだ上での感想です。雑誌を未読の方は、こちらの公式サイトのあらすじを合わせてご覧になることをオススメします。

◆レーサークルス
速度の為に徹底した軽量化がはかられているそうで、ちょっと引っ掛けただけで装甲は簡単に凹んでしまうのだとか。ゲームで村正が狂ってると評したのも頷けますな。

ちなみに。
その度に、琴乃を含めた器量良しの娘さん達が、夜なべしてカンカン鋼を治すのだとか。
なんとも琴乃らしい可愛い表現です。
でも本当に娘さん達ばかりなんだろうか…。

空力的にめちゃくちゃな形の劒冑を飛ばせるだけの大推力を生み出すことができる。

言っちゃったよ！
飛ぶはずが無いのに飛ぶのはツッコむだけ野暮なんだろうと思ってたのに（笑）。

◆ワスプ
湊斗さん曰く、二翼駆動の傑作騎。
騎手は腕の良い前ちゃん、整備も万全…なのですが、その活躍は戦前の話であり、現在の主流に比べると最高速度が劣ってしまうようです。

琴乃の所属するチームは資金が乏しく、騎体は旧式で、予備騎も無ければ自前の練習場も無いのだそうな。

◆丸輪水産のイヤミ野郎
蟹工船艦隊による蟹バブルって。さらりと言ってますが、何だかとんでも無い光景が頭に浮かびますな…。
そして所有するレーサークルスはクラブレイ（蟹光線）…ってどんだけ！

◆オヴァム

「監督ゥ！うちの子が傷物にィ！」

オヴァムを搭載したクラブレイの危険な騎航により接触事故が。
大事には至らなかったものの、ワスプの側金が割れてしまうという結果に、琴乃は怒り心頭。
そりゃあ夜なべして整えてあげた大事な我が子だもんね（笑）。

チームのクルーと一緒にカチコミをかける琴乃ですが、悪意は認められす相手チームにはお咎め無し。
予備騎の無い弱小チームですから、貴重な練習時間は潰れ、結局検査と整備に時間を費やすだけという結果に。

◆食いしん坊前田

「結構疲れが溜まってる。飛ぶ分には問題ないけど……」

数打と真打の大きな違いの一つですね。
自己修復機能が無いので、数打は"研いで"修理してもやっぱり寿命があるんだろうな。

「いやタマゴの方の卵。ovum特に卵子を意味する言葉」

オヴァムが卵子なら、もう片方として必要なのは劒冑か？それとも、もっと深い別の何か？
うーん。後々の回の感想でも妄想を色々ぶちまけてますが、ムックで明かされる事に期待…していいのかな？明かさないのもアリと言えばアリかもしれませんが。

オヴァムは、進駐軍供与の部品としてアーマーレースの間では出回っているようです。見返りは資金援助。琴乃のチームは断ったそうですが。

というか前ちゃんカッコいいなぁ。
医学部卒でアーマーレーサーになった変人ですが、本人は食いしん坊ながらしっかりとした兄貴キャラで、琴乃とのコンビは見ていて気持ちが良いです。

◆六波羅幕府制式 九〇式竜騎兵甲警備仕様
警備仕様のカスタマイズ騎。
暗めのカラーリングが渋くて素敵。
スペックは、上昇性や旋回性を向上させた代わりに、攻撃性能や防御性能が低下しているのだとか。

◆邪念目録
読み直して気が付いた。
ああ、第二話からコラムのタイトルが邪念目録になってたのかー。
本編と外伝の主人公が描かれてますが、温度差が凄まじい（笑）