装甲悪鬼村正 魔界編 第一巻 [装甲悪鬼村正 魔界編(感想)]
装甲悪鬼村正 魔界編 第一巻のご紹介。
各話の感想は個別に記事にしているのでそちらをどうぞ。
今回は単行本での加筆修正等についてです。
かなり細かく修正されているので、ご紹介するのは極一部となっています。また、一話が掲載されたブレイドは購入していなかったので修正がどうなっているのかは不明です(こら
◆言葉の修正
P64 造り込み→劒冑、出来→劒冑
P73 武者→劒冑
造り込みという言葉は好きだったのですが、より分かりやすい表現を使ったのかでしょうか。
次はルビの修正。
P80 ぜんじきぐみ→せんじきぐみ
P90 へいせいがん→ひらせいがん
P129 でんじばっとう→レールガン
ちゃんとレールガンに直ってて良かった良かった。"でんじばっとう"ではそのまんまですからね。
また、桜丸は薄緑に並ぶ名物と説明されていたのが、童子切安綱に変更されています。
薄緑は雷蝶さんが駆る膝丸の別名という説もあり、さすがにそれは持ち上げ過ぎと判断されたのでしょうか…。
しかし童子切も村正世界で言うならば、天下五甲に数えられる名物中の名物なので、膝丸に勝るとも劣らない劒冑だとは思うのですが、さてどうなっているやら。
◆作画の追加&修正
磁力制御時のビリビリ描写追加、背景の描き込み追加、コマの差し替え等、些細な部分まで手が加えられており、全部をご紹介しているとキリがないのでやはり一部だけ。
左がブレイド版、右が単行本版画像です。クリックで拡大出来ます。
P63より。
左側の湊斗さん、実は連載時には2コマ登場していたりするのですが、単行本では片方は右のように差し替えられています。
P75より。
こちらも完全に別コマ。
P82、P137より。
悪鬼編の後の世界である為、月は割られた絵に修正されています。これらに限らず、単行本では全ての月が割られた絵に替わっている…はずです。
P103より。
背景に三世村正が追加。
P122より。
虎徹を修正。
P152より。
桜丸の独立形態を修正。こっちを向いている顔が大変可愛い(笑)。
P154より。
目を凝らしますと、細かな破片の追加等もあるのですが、大きな追加は、腰に太刀が追加されたこと。
◆設定
第一巻には、
・三世勢州千子右衛門尉村正
・初代三原右衛門尉正家(しょだいみはらうえもんのじょうまさいえ)
・十一代目和泉守兼定(じゅういちだいめいずみのかみかねさだ)
・六代目加州金沢住長兵衛藤原清光(ろくだいめかしゅうかなざわじゅうちょうべいふじわらきよみつ)
・今様兼定清光(いまようかねさだきよみつ)
のスペックデータが掲載。
劇中には登場しない誓約の口上や技名なども載っており、読み応えは中々。
特に興味深かったのは、気組は気組でも、熱量加給の陰義は兼定だけで、清光は速度超過が陰義だったことでしょうか。兼定清光となった後は、熱量加給の方が陰義となっているようです。
それと、土方さんの兼定のデータで"双龍剣"が必殺技とありますが、これは一人の敵を二人で前後から挟み撃ちにして斬り倒す天然理心流の技なんだとか。第三編で使っていたのは双龍剣だったようです(なんてこったい
また、以前の感想で小姓ちゃんの事を素で女の子と勘違いしておりましたが、小姓といえば武家の役職だそうで男性なんですね。教養の無い管理人で申し訳ないです。
他にも、単行本には用語集や貴重な年表が付属。
年表には数打の誕生年なども載っています。
数打の誕生といえば、ゲーム第一編の鈴川先生の授業は、二週目に聞いてみると設定好きには貴重な情報が散りばめられてたりしてよくメモってたなぁ。
カバー裏には、新撰組の二人と、第一編のヒロイン(つまり死亡フラグorz)こと茶屋の娘さんが。
単行本一冊まるまる劒冑バトルが楽しめる贅沢な第一巻です。
どれくらいで連載が終わるかにもよると思うのですが、どの程度話のスケールを広げるのかも今後の楽しみの一つ。勿論、劒冑同士の戦闘も更に盛り上がってくれるはずと超期待!
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