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第九話 陰義 [装甲悪鬼村正 英雄編(感想)]

今月の装甲悪鬼村正 英雄編

第九話の感想です。

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◆甲鉄の針を込め甲鉄の膜で覆う!鉄炮・孤炎錫!あたしの瞋恚(いかり)だぁあああっ!!

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正宗さんの作画は相変わらず素敵にカッコいいのですが、この右腕全部を弾に使った孤炎錫、ゲームだと爆風の余波で右足が吹っ飛んでたりしてるんですね。
なので、右腕右足にはもう少しダメージ表現が欲しかったかなぁという気も。劒冑作画の大変さを想像すると贅沢な望みかもしれませんが。

◆なっ……!亀ぇ!?

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てつはうの恐ろしい所は、爆発と共に広範囲に鉄針を飛ばす為に防ぎ切るのが至難な点なのですが、同田貫は頭と四肢を堅牢な胴体に収めることでこれを防御。元々同田貫は頑丈な劒冑なので、胴体甲鉄にてつはうでダメージを与えるのは困難な所に、薄い関節部すら隠されてしまったということで、右腕が完全に潰し損になってしまいました。

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「KALASUTRA(カーラスートラ)!!」

同田貫の陰義は火炎放射で、仏教における、熱気で責め苦しめられるという八大地獄の炎に見立てられているだけの事はあり、直撃すれば甲鉄ごと炭クズにされかねないほどの強力な陰義です。

◆ご無沙汰しております。大鳥大尉
こういう時でも、しかも卵で精神状態が変化している時でも律儀に挨拶を忘れない湊斗さん(笑)。まぁ香奈枝さんに雑な態度とったら後が怖いしね…。

何気に茶々丸とGHQの繋がりをある程度掴んでいるらしい香奈枝さんですが、

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当然茶々丸が真面目に取り合うわけもなく。

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「……鍛造雷弾ってご存知ですか?」

今回の潜入では鍛造雷弾に関する情報を茶々丸から引き出すという目的もあったみたいですが、これ香奈枝さんはともかく茶々丸には相当都合が悪いような。
こんな誰が聞いてるとも分からない城内で、茶々丸とGHQとの繋がりについてや鍛造雷弾に関する話題をほいほいされてしまっては、茶々丸の目論見がパーになる恐れもあるわけで。飄々としているように見えて、内心ヒヤジヤしてたりするのだろうか。

「景明さまはすべてをご存知で…」
「いえーす。おにーさんはあての計画に賛同する心強い味方なのです」


湊斗さんではなく茶々丸が答える辺りが小悪魔的というか、まぁ湊斗さんは特に否定するつもりは無いにせよ、茶々丸も意図的に湊斗さんの逃げ場を封じてるようにもとれますね。
前回もそうでしたが、英雄編オリジナル描写の茶々丸は湊斗さんを試すような発言をしますな。

「狼藉者だ!!」
「茶々丸様ご無事で?」

茶々丸の合図で出てきた点からして、堀越の、もしくは茶々丸の息のかかった武者…と解釈していいのかな。それ以外だと、香奈枝さんとの会話を聞かれた時に茶々丸の立場が危うくなるし。
ここで出てきたのが数打武者じゃなくて、厩衆の真打っていうのも見たかったなぁ。この英雄編、色々と要素を削っているみたいなので、今後も常闇斎先生や厩衆に出番がるかは怪しくなってきましたが。

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「女の子…?」

正宗が回避した同田貫の火炎放射が城に直撃したことにより、城の一部が崩壊(ほんとに極一部ですが)、湊斗さんらがいる階よりも下で寝かされていた光の所までぶち抜かれてしまいました。あっぶね!

生身の光は英雄編(漫画版)では初登場ですね。
能舞台の時期にわざわざ堀越から寝たきりの光を運び寄せた意図は今後明らかになるのだろうか。
というか、この英雄編だと次に光が目覚める時はもう鍛造雷弾投下の日ってことになりそう。それ以外の日に普陀楽から銀星号が現れては計画が水の泡だし。
本編の時系列は英雄編では忘れた方がよさそうですね。

それはそれとして、寝たきり少女が光とバレたかは不明ですが、香奈枝さんの前で湊斗さんが弱みを見せたことが今後の嫌なフラグにならないことを切に願うばかりです。
結構光って死様が悲惨な事多いから心配だ…。

◆とっておきの必殺技ってわけか

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陰義についての正宗さんによる説明。
あーそうか、何気に英雄編ではこれまでハッキリとした陰義ってまだ登場していなかったのか。
厳密には一巻で登場した銀星号は常時陰義を使っているような状態なのですが、新規読者の方からしたらなんのこっちゃって話ですし。

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「あたしらはここまでか?」
≪断じて否!≫
「あたしはあいつを倒せるか!?」
≪正宗は正義を行うにあたり無敵である!!≫
「どうすればいい!?」
≪吾に命じよ!≫

ここだけ見てると凄く凄く頼もしい正宗さん。
覚悟完了(痛)した一条さんはやっぱり輝いてますな。

◆正宗七機巧の一つ…

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出たよ教経殺し!!

ええ、詳細はまた次号で語られると思いますが、自分の胸から肋骨が飛び出るのってどんだけ痛いんだろう…。使用と同時に自分だったら発狂するか気絶しそうです…。


薄々分かっていたことではありますが、やはり同田貫戦と、湊斗さん&茶々丸vs香奈枝さん&さよさんコンビの戦闘を平行して描くには尺が足りないのでしょうね。
この英雄編、恐らく最後は一話冒頭の村正vs正宗に持っていくのだと思われますが、せっかくだから虎徹も見てみたい…けれどやっぱり厳しいかな?
なんにせよ、そろそろルート混合で色々カオスになってきそうなので、次回も期待!


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