SSブログ

第十話 決着 [装甲悪鬼村正 英雄編(感想)]

今月の装甲悪鬼村正 英雄編

第十話の感想です。

001.jpg


◆この六本骨爪の握力は、北曾の羆をも凌ぐ!
これはつまり、同サイズで比較するならば…という話なのかな?
気になったので少し羆について調べてみると、

・羆の爪は刃渡り15cmのナイフと同じ
・打撃力は約450kgで、一撃で牛馬の首の骨を打ち砕ける
・片手の力は人間の全身の力の五人分
・時速50km前後で走る

などなど軽く調べただけでも、個体差はあるのでしょうが、半端では無い戦闘力の持ち主であることが分かりました…。
魔界編では見事教経さんの桜丸を噛み殺した六本骨爪ですが、羆と比較されてみると、改めてその恐ろしさが感じられますね。

◆たまの息抜きに外出でもいたしませんこと?

002.jpg
正宗と同田貫が絡み合ったまま地上に落下した頃、混乱に乗じて桜子さんと接触する香奈枝さん。
前回の続きがどうなったのかは後述。
原作では、桜子さんの腹違いの弟に当たる黒瀬童子が救出にやってきていましたが、今作ではその役割は香奈枝さんの担当に。

◆光ッ!!

003.jpg

「光……?彼女はいったい……」

景明様の弱点発見!!うふふのふー!!と邪悪な笑みを浮かべるかと思いきや、純粋に光は何者なのかと訝しむ様子の香奈枝さん。
原作同様、銀星号が湊斗さんの妹であることは伝えられている可能性が高いですが、その銀星号こと光が実は六波羅内部に囲われていた(といってもあくまで茶々丸に、ですが)という所まで想像が及ぶかどうか。
湊斗さんにとって大事な存在らしい少女=妹こと銀星号っていうのは少し想像の飛躍がありますが、果たしてこのイベントが後々どう響いてくるのか。香奈枝さんの前で弱みを見せたことが悲惨な結末に繋がらないといいのですが……うん、まぁ村正でそれは無茶な願いかorz

004.jpg

「お後ヨロシク!」
「承知!」

香奈枝さんとさよさんを取り囲んだ数打武者達に後を任せて退散する茶々丸。
さよさんはともかく、この時の香奈枝さんはバロウズを装備してはいないわけなので、普通に考えれば割とピンチな気もするのですが…

005.jpg

「強行突破と参りましょう」

やっぱりスカート下に武器を仕込んでいた香奈枝さん。
劒冑が無い為、複数の銃器の同時制御は出来ないとはいえ、まぁこの人生身で銃弾見切れるくらいの方ですから、生存能力の高さは相当なモノでしょうな。

「お嬢様……綾弥様はいかがいたしましょう?」
「あいにく。小さなこの手にそれほど多くのものを掴むことはできませんわ」


今回の管理人お気に入りのシーン。
珍しく香奈枝さんが冷や汗を流しているのが新鮮でいいですね。バロウズが使えれば脱出ももう少し楽そうなのですが、コントラバスなんて背負ってたら潜入もくそも無いしなぁ。

◆罪を裁かれず悪は報いを受けず……世に正義はなかったのぅ!!

006.jpg
六本骨爪を初めて使ったダメージと落下のダメージで満身創痍の一条さん。童心にトドメもさせず、むしろ自分がトドメをさされそうな大ピンチ。
英雄状態の一条さんが異常なのであって、正宗の仕手になるっていうのはこっちの方が普通だよなぁ(笑)。肋骨飛び出るとか、高い回復力があるからこそ可能であるにせよ、下手に外から攻撃されるよりよっぽど痛いんじゃないかな。

「あっさり殺すのも惜しいが……こちらにそう余裕がないでな。お命……頂戴」

腸を飛ばすことも、陰義を使うことも無く、一条さんの命運はここで尽きてしまうのか!?というところで、

007.jpg
008.jpg
ええええええええ!!??
まさかの茶々丸介入!これはビックリしました。結果は同じですが、中身はざっくり変えてきましたな。能舞台の時期に湊斗さんと茶々丸がいることで、なんだかんだで複数のオリジナルイベントが生まれましたねぇ。
とはいえ、GHQとの決戦前に六波羅を弱体化させ過ぎては、鍛造雷弾が使われなくなる可能性もある訳で、今回童心を殺した茶々丸の意図がどこら辺にあるのか、これからに期待したいですね。

009.jpg

「世に正義はあったのゥ…。もっとも…悪を裁いたはより深い悪…」
「愉快…なり」

なんとも無情な結末ですなぁ。一条さんにとっても童心にとっても。
もっとも、童心はこれはこれで愉しみを覚えながら逝ってしまわれたようですが。

「まぁ、次会ったらわかるのかねぇ…」
「お兄さんがあんたに何を期待してんのか……さ」


一条さんに期待云々というのは、恐らく堀越の屋敷~卵で洗脳までの間辺りのどこかで湊斗さんが発言したのだろうか。



原作だとこの辺りから英雄への道を歩み始める一条さんなのですが、漫画版では童心には勝てないわ支えてくれる湊斗さんもいないわで、結局傷付きながら逃げ帰る始末。中々先への成長のステップが踏めません。

それにしても英雄編のはずなのに、香奈枝さんは健在、湊斗さんを得て茶々丸も勢いづくし、それはきっと光も同様のはず…と、ヒロイン勢が中々にカオスで先の予想がホント出来ませんなぁ。
逆に勢いが怪しいのは、今の所助けられる可能性の低い村正や、強敵への勝利を果たせなかった一条さん。
次回以降がいよいよ予測しにくくなってきて、英雄編もこれからがより一層楽しみですね。
コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※当ホームページにはニトロプラスの許可の上でニトロプラスの著作素材を転載しております。これらは他への転載を禁じます

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。