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第十一話 決意 [装甲悪鬼村正 英雄編(感想)]

今月の装甲悪鬼村正 英雄編

第十一話の感想です。

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◆誰だ…?あんた
童心と自力で決着をつけることの出来なかった一条さんですが、今月はどういうわけか浜辺からスタート。

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「そこで吾は世界の真実のひとつを知る……この世には悪鬼がいる、と」

上の方はなんと人間時代の正宗さん!!
一条さんがいるのはどうも、弘安四年の九州は博多のようです。
勿論現実世界ではなく、原作をプレイされた方ならお馴染みの正宗さんの記憶世界。
ゲームの元寇が史実通りなら、正宗さんが経験した蒙古の襲来は、第二次侵攻に当たる弘安の役と思われます。

◆そうだ、あたしはあの糞坊主と戦って…どうなったんだ!?
夢から覚めると、自分が布団に寝てかされていたことに気付く一条さん。
正宗さんの見立てではまだ童心戦のダメージは完治していないそうですが、全損したらしい右腕は外見だけならきちんと修復されていますな。劒冑の治癒力すげー。

≪…勝った。御堂は見事巨きな悪を討ち滅ぼしたのだ。天晴れな戦いぶりだったぞ、御堂≫

ゲームの英雄編と決定的に違うのは、一条さんは陰義を使うことなく、結局童心を倒すことが出来なかった点ですが、ここで正宗は一条さんに嘘をつきます。

うーん、一条さんの敗因は、やっぱり湊斗さんという精神的支柱が傍にいなかった点なのでしょうか。湊斗さんが原作通り行動を共にしていれば、童心戦でも一条さんは踏ん張れたのかも?
一条さんにとっては初めて戦う強敵なわけですし、ここで勝利を収めることでゲームでは大きく自信をつけたわけですが、こちらでは躓きかける結果に。正宗さんとしては、嘘でもなんでも、ここで得た自信を一条さんなら次の戦いで何倍にも力に変えられると信頼しているのかもしれません。

あるいは、正宗さんは物事を自分の都合のいいように解釈する傾向がある感じなので、トドメを刺したのは茶々丸とはいえ、童心が死ぬきっかけを作ったのは一条さんなんだから、これは一条さんの勝利である!とかぐらいに考えているのかも?

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「神仏は遅すぎる」

蒙古との戦いは天候も味方して勝利に終わり、大和の人々はこれを神仏の加護、天罰覿面と喜び沸いたそうですが、正宗さんはそれを素直に喜ぶことは出来ず。
人から生まれた悪を討つのに神仏を頼っては遅すぎる。人の悪を討つなら頼るべきは人の力、その極峰たる劒冑を求めねばと、劒冑鍛冶を志す在りし日の正宗さん。
こうして、蝦夷鍛冶で無いにも関わらず、湊斗さんからは神威と言わしめた破邪の聖甲、相州五郎入道正宗という名の大名甲が生まれるのでした。

≪七百年……余りにも長い無為の日々であった……≫

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「そうか…だったら惰眠をむさぼった分、こき使ってやろうじぇねぇか」

と、決意を新たに立ち上がる一条さんですが…

◆いや…襲撃を受けているのは六波羅のほうだ
魔王編と違い、童心が既に亡くなっている影響もあって、なんとこの段階でGHQと六波羅の戦いが開幕。古河が当てにならない以上、ゲームよりも更に状況は悪いことになっています。こうもGHQ優勢だと、原作以上に鍛造雷弾の使用許可が下り難い気がするのですが、そこら辺は大らかに見ておいた方がいいのかもしれませんね。

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制空権をGHQに奪われ我慢の限界に達した雷蝶様が遂に出撃!
素敵な表情を浮かべて存在感をアピールされていますが、次号が雷蝶様回になることが無いのは分かってる(涙)!それが雷蝶様だッ!!

それにしても、三世村正の合流や建朝寺の襲撃が無いのがちと残念。IsII先生の描く三世村正も見てみたかったなぁ。あと湊斗中佐の兜割りも。

◆あなた様の義挙に、どうか我々岡部の一党をお加えください

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前回香奈枝さんが救出したことにより、親王様側に桜子さんが合流。
救出した本人である香奈枝さんとさよさんが不在なのは一体どのフラグなのだろうか。登場人物がゲームより絞られているのでそう候補は多くなさそうですが、とりあえず次回はGHQ側の話が見れるかも?…あ、光の命を狙うのだけはどうかご勘弁願います。

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「名前は必要ない。あたしたちは無銘の戦う集団だ」

装甲するのだから当然ですが、並んだ姿を改めて見ると、やっぱり独立形態も劒冑は大きいんだなぁ。

それはともかく、遂に結成された無銘の軍、というか「正宗の軍」ですが、色々と出来事に差異があるとはいえ、六波羅とGHQは魔王編のイベントを進行中なわけで、ここに彼女達がどう関わっていくことになるのか、次号も楽しみに待ちたいと思います。原作魔王編だと、この辺りの一条さんは影が薄いですしね。
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