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第十二編 [装甲悪鬼村正 魔界編(感想)]

今月の装甲悪鬼村正 魔界編

第十二編の感想です。

前回は十兵衛さんの登場に沸いたわけですが、どうも更にヤバい相手が控えている様子…!?

第一編はこちらから(先月分は魔界編がお休みの為ありません)。第二巻の表紙も公開されてますよ!!

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◆か──────っ!!!伝説の妖甲と殺り合えるってかっ!
前回からの続きで、伊達政宗、真田信繁、柳生十兵衛が宿屋で酒を酌み交わしあう所からスタート。
召喚された理由を探ろうにも、手掛かりだった大法要は既に終わってしまっているという現状ですが、伊達さんは別段、是が非でも元の時代に帰ろうとしているわけでは無い様子。酒とタバコを大層楽しんでらっしゃいます。
それにしても、まさか一番老け顔の十兵衛さんが三人の中で一番年下とは(笑)。

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「南北朝動乱の折、大和を地獄と変えた村正一門の末。三世勢州千子右衛門尉村正の作」

十兵衛さんに改めてそう言われると、ほんと村正ってラスボスみたいな劒冑ですなぁ。実際三世も、普通の王道モノだとどう考えてもボスキャラみたいな能力を備えてますし。

「湊斗景明…あれは強くなるべく仕組まれた戦いにより育てられ、最強の武者を倒して生まれ出た悪鬼でござる」

うわぁ、湊斗さんを自分と同じ頂まで引き上げるという光の企みまでバレてるのか…。こりゃ足コキなんて絶対余裕で目撃されてるだろ…(そこかい
というか湊斗さんも大変だなぁ。あの柳生十兵衛を相手にしなきゃならんのに、なんだか既に手の内を知られてるんじゃないか(そこにワクワクするとも言いますが)?まぁ酔い潰れてる間に召喚されたらしい伊達さんはともかく(笑)。

柳生十兵衛「じいえききゅ」
伊達政宗「ジジイ エッチ キャー」
真田信繁「GHQ。国際連盟進駐軍でござる」


三者三様の理解度に吹いた。さっぱり理解してない伊達さんもいれば、理解はしてるけど微妙に発音出来てない十兵衛さんも面白い。そして真田さんだけ完璧(笑)。適応が早いな~。

で、その頃当のGHQのクルセイダーさんはというと…。

◆GHQに従えば三食昼寝つき。悪くないお話だと思うのですが。今なら専属の担当官もおつけしますわよ?

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ウィリアム・バロウズきた!!これはもう三巻の表紙は香奈枝さんで決まりか!?(気が早い

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また随分メタボリックな劒冑が出てきました。
太刀も装備しているようですが、主兵装は両肩の砲筒の様子。しかし一対一で香奈枝さんに射撃戦を挑むとは…。

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「ディスパーションショット」

お馴染み、バロウズの分散射撃。一撃の威力は脅威でも、本来連射の出来ない武者式の石弓を同時に数発撃ち出す、陰義なんだかカラクリなんだか未だに管理人はよく分かっていないチート射撃です。

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「元の時代に戻れるかもしれませんわよ」

他愛も無く一蹴。武者弓は当たればデカいからなぁ。普通の武者が扱ったのでは当たり難い武器だそうですが。

さて、十兵衛さんは事件の裏で暗躍するGHQを警戒している様子です。
召喚された武者達を取り込もうとするGHQの真意や如何に。さすがに今回の事件の黒幕でしたってオチでは無いと思いますが…。

話はそれますが、今月は数コマほど月が描写されている部分がありますが、どれもちゃんと割れていました。

「何で長宗我部と殺りあってたんだ?」

長宗我部との大乱闘やGHQの竜騎兵三個小隊壊滅というのは、伊達さんだけの仕業ではなく、十兵衛さんも関わっていたようです。確かに見直すと、香奈枝さんがリストを示唆するシーンで十兵衛さんも含まれているように見えますな。
どうも召喚前に深手を負っていた為、そのまま鎌倉に召喚された所をGHQに保護され、長宗我部を押さえるのに利用されていたそうな。

ではその深手の原因が何だったのかというと…?

◆…当初は散逸した源氏の重宝を集めるだけの話でござったが…

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「確かに江戸城は武庫よ。徳川の機嫌取りに指南と称して剣を振るう様は演武以下。故に江戸柳生は衰退した」

お宝集めの旅に十兵衛さんが用いていた劒冑が登場。いかにも「徳川の密偵やっています」といった感じの見た目ですが、果たしてこれが三池典太なのだろうか?
それはともかく、どうも旅先で十兵衛さんが対峙した相手は、相当に大物な様子。

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あの十兵衛さんが戦う前から冷や汗をかかされ、兵法、魔書といったキーワードから連想されるとなると、宮元武蔵と五輪の書辺りでしょうか…?またいきなりとんでもない人が出てきたぞ…。

「後世の心配など無用事。お主も我が兵法の一柱とならば」
「勝ちて絶つ他、術は無し」


人気の感じられない、どことも知れぬ土地でひっそりと激戦の幕が下ろされます。

≪胸部および腹部にかけ致命的損傷。修復可能ながら戦線離脱を進言す≫
「ならぬ!今こそ勝機──────。奴とて同じ被害の程なればこそ」

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互いに深手を負い、いよいよ勝負が見えなくなってきた(かもしれない)という所で、十兵衛さんは鎌倉に召喚されてしまいます。となると、同じ場所にいたであろう対手の武者はどうなったのかが気になる所ですが…。まぁ、これはやはり…うん(にんまり

◆あれが…実在したと…
十兵衛さんの回想が終わり、再び舞台は鎌倉の宿屋へ。

「仕手の武威とて脅威なれど、真に恐ろしきは、戦いのたび編纂されるその兵法。用いて万人との合戦に利を得るとなれば、事は大和だけに納まらぬ…」
「この世は魔界と化すか」


十兵衛さんが戦った相手の劒冑は、"戦況に応じて最適の戦術を編み出す"こと自体が陰義なのだろうか?所謂ゼロシステムみたいな?
双輪懸所か、合戦にすら活かせるとなると、戦術というより戦略レベルで利用出来るのだろうか。

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「強い奴と戦って勝つっつぅのは男のロマンじゃねぇか!」
「まずは正真正銘の千子村正をブッ潰す!」


十兵衛さんの話を聞いて火がついてしまったらしい伊達さんですが、真田さんはどうも湊斗さんと敵対したい訳ではないようで。

「戦いを欲した訳では決して…。鬼に堕ちても世に和をとの覚悟を…」
「グダグダ言うな!欲しいなら口説け、奪え!そんでやっちまえ!そうっ、こうっ!(ズボンを脱ぐ)」
「正宗公!?」
「俺の最終奥義を見せてやる!」


湊斗さんの後ろの貞操がピィイイイイインチ!!!これは尚の事負けられない!!!
ってそれはともかく、真田さんは真田さんなりに湊斗さんの戦いの軌跡を目撃した結果、彼が決めた道に一定の理解を示しているみたいですね。いっそこの三人、元の時代に帰らずに武帝に参加してもらえば…(一部主役を食いかねない存在感ですが

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「今宵語りし旨、じいえちきゅに知れては一大事の由。呉呉も御内密に」

散々酒を飲んで寝込んでしまった二人に対し、意味深な雰囲気を漂わせながら部屋を後にする十兵衛さん。
もしやこのまま湊斗さんを夜闇に紛れて襲撃したり?創作物では幕府の刺客として描かれることの多い十兵衛さんなので、その可能性も無きしもあらず……と思ったけど、まぁさすがにそれは考えすぎかな。

しかしこの三人、

村正を侮らない柳生十兵衛
村正と戦いたい伊達正宗
村正に理解を示す真田信繁


と、三人の対比がそれぞれ興味深かったですね。次号以降、三人が湊斗さんとどう対峙していくのか今からワクワクします!!


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