琴乃の上鍛え

装甲悪鬼村正 琴乃の劒冑 第四話

※十一話まで読んだ上での感想です。

◆大塚信子さん
19歳。ショートに見えて実はロングヘアー。元装甲騎手にして、現在は進駐軍翻訳通訳部に勤める才女…でも百合の気あり。ちなみに、良い匂いもするそうです（笑）。
さらっと書かれてますが、頭脳良し運動神経良しの完璧キャラですよね。ジョーンといい、チートな人が脇を固めるなぁ。
琴乃にしろ信子にしろ、デザイン画とかだけで終わらせるには勿体無いビジュアルですし、今後連載が終わっても何かしらの展開が用意されてると良いのですが…無理かなー。

◆東京万博会場予定地
実用化されているものもあれば、本来あり得ない面白劒冑まで展示されているそうで。
ちょっと書き出してみますと、

無反動砲を肩に背負った劒冑キャノン、地雷敷設機構を背負った竜騎兵マインレイヤー、水中活動のため呼吸用竹筒（ボンベ？）を装備した劒冑マリナー、熱帯用のトロピカル竜騎兵、高機動型の九〇式R、下半身に無限軌道を履いた劒冑タンク…等々。

トロピカル竜騎兵って語感が面白ですね。劒冑は間接部に隙間があるけれど、熱帯用ということで、防砂・防水用の対策とかが施されているのでしょうか。
本編の二章辺りで、「最新の陸戦特化型竜騎兵（ウォーカードラグーン）は強力な熱源探査を持つ」という記述がありましたが、こういうのもどこかの外伝で登場してくれないかなぁ。文字を見るだけでワクワクするのですが…。

◆暗黒魔人がじゃじゃじゃじゃーん！？
潜入に向かな過ぎる男、湊斗景明。
香奈枝さんでさえ初対面の時に怖気が走ったそうですが、本人はいたって真面目な普通の性格（性癖を除く）の人間な訳ですから、内心結構凹んでたりして…。

「自分は会場警備の湊斗景明です」

正直者過ぎる人が見たら、嘘付け！とか言いそう（笑）。警備服姿の湊斗さんも見てみたかったですね。

◆琴乃ちゃん
湊斗さんに注意されて、外装版をその辺りにブン投げる。素晴らしい、芸術的です。

問答無用で引きずられる琴乃。

「私、真打を打ちたいんです！」→足を止める湊斗さん。

「見るだけでいいから。欲をいえば、ちょっと叩かせてもらえると…」→また引きずられる。

「お願い、なんでもするから！」→「本当ですか？」「はい」「ではお引取りを」「ですよねー」

この辺は読んでいて吹いた覚えが（笑）。流れが中々小気味良く、気に入っているやりとりです。
ここに限らず、単純で素直で前向きな琴乃らしさが発揮されるイベントは今後も何度かあり、まとめて読むと結構琴乃に惚れます。

◆真打になろうなんて、あなた本気？
琴乃、ミノムシにされる。琴乃可愛いよ琴乃。
というか、砥師って劒冑鍛冶の技術持ってるんだろうか。



◆竜騎兵甲 九〇式 潜行強襲型
ジョイさんのお気に入りらしい。
合当理が無いので、陸戦任務についても騎航出来ないのが難点なんだとか。上陸した後には役に立たない装備ばかりで全身固めてますからねぇ…。

◆竜騎兵甲 九〇式 朱塗鬼面造
これはこれで普通にカッコいいという。でも期間限定での仕様だったからなのか、この状態での展示はイベントで一度も見たことがありません。

◆邪念目録
信子さんのデザイン画が見れます。ちゃっかりパンツも。HJだってパンツ位はへっちゃらなんだぜ。


次回は、万博会場予定地に銀星号が襲来。哀れミノムシにされた琴乃の運命やいかに。