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第六話 巨悪 [装甲悪鬼村正 英雄編(感想)]

今月の装甲悪鬼村正 英雄編

第六話の感想です。

◆正宗でひと暴れ

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いよいよ行われる能舞台。
香奈枝さん&さよさんのコンビは城の発電装置を破壊しに行くそうで、一条さんと正宗にはそのタイミングに合わせて暴れてもらうのが今回の作戦のようです。なんたるアバウト。
パラレルとはいえ大筋は原作をなぞった話なので、展開も圧縮されている感じですね。
舞台の場には常闇斎さんは描かれていませんが、果たして次回に出番はあるのか。

◆古河公方。何を考えて……

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六波羅に敗れた桜子さんの父、岡部頼綱を想起させる「源三位頼政」の演目で周囲を驚かす童心。
わざわざ桜子さんの前で見せる事にどんな思惑が隠されているのか…という原作プレイした方ならご存知の展開に。

◆驚かせてすまんのぅ
舞台の上で頼政を演じていたのは、なんと主催した童心本人だった!という事が明かされ、桜子さんも含めて出席者の間には驚きが広がる中、当の童心はというと、

「流石は天下に知られた頼綱公じゃ!子女への薫陶悪しからず!麒麟から駑馬は生まれぬもの!この童心坊、心の底より感嘆いたしましたぞ!」

敗者の雄弁は岡部の名誉を汚す事に繋がる。
虜囚の身の桜子さんが尋問に対して口を閉ざしている事の真意をピタリと当てた童心は、能に使った頼政面を桜子さんに手渡します。
童心が亡き頼綱を想って自ら彫ったという面は、父の顔によく似ているという事で、桜子さんも喜んで受け取るのですが…。

「それは当然のことぞ」
「何故ならその面──────頼綱の死骸から剥ぎ取った骨で作ったものだからのう」


ここでタネ明かし。
桜子さんが受け取った能面はなんと、おぞましくも自分の父親の顔の骨から作られた物でした。
頼政の演目で桜子さんに父を強く思い出させ、桜子さんの真意を理解している事を告げた上で頼綱を持ち上げ、彼女の心を無防備な状態にした所で、一気に落とす…という、正に上げて落とす見本のような童心の一計は、グサっと成功に。
桜子さんを想う邦氏は童心を止めに入りますが、

「飾り神輿が急に喋り出したところで誰がそれに従おうか!?鬱陶しいと思うだけよ!偉そうな口は……誰も恃まず己の手で童心坊めを引き据えられる力が身についてからにせい!!」

童心に一喝されて腰を抜かしてしまいます。

◆姫は良い華をお持ちの様子……

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原作では陵辱シーンだっただけに、このシーンはどこまで描くのかと心配していましたが、一般向け漫画という事で胸を揉まれる程度に抑えられています。ぶっちゃけ露出自体無いかと思っていたのですが、よくよく考えてみると昨今の一般向け漫画はこれくらい余裕なんだよなぁ。大らかな時代だ。
悶える桜子さんの絵は中々なエロスで、あっさり終わってしまったことにはちと残念。
ここはぜひ単行本で描写追加が欲しいところですな。きっと売り上げアップも間違い無し!……かもしれません。

◆綾弥一条だ。討たれる相手の名をその禿頭によく刻んでおけ!!

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原作では抑え役だった湊斗さんがいないこともあり、我慢の限界に達した一条さんは、潜入作戦中ということも構わず、大勢の見守る舞台上で童心と対峙、そのまま装甲にまでおよんでしまいます。
装甲の構えのまま甲鉄が装着される瞬間が描かれるのは漫画ならでは。

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次回はページ的には童心との決着まで描かれれば良い方かな?
香奈枝さん達と常闇斎さんや厩衆の攻防も見れると嬉しいのですが、さてどうなっているかなぁ。


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